助産師相談(2018年3月)続編
私の3人目の出産体験に、たくさんのコメントをいただき、ありがとうございました。(助産師相談-2018年3月をご覧ください)
実は、これには裏話があります。
娘がするっと産まれ、私にほいっと手渡した後、主人はリビングから出て行きました。
私が、タオルで娘を乾かしながら、分娩病棟に連絡した後、向こうで主人が誰かと話しているのが聞こえました。
私「誰としゃべっているの?」
主人「999のオペレーター」
私「どうしてー?救急車なんかいらないよ」
主人「マイワイフはミッドワイフで、救急車いらないそうです」なんてオペレーターに言ってるではありませんか。
「計画なしのホームバースで、999コールをもらったらほっておけない、救急車を送ります」というので「じゃあ、来てください」と電話を切りました。
それから、5分もしないうちに救急車が到着しました。
2人の男性のパラメディックスが、酸素ボンベを担いで、土足でリビングルームに入ってきて、私の顔を見るなり「あなたミッドワイフだって?よかったー!」
「僕たちは何をしたらいい?」って、私に酸素マスクをつけようとするから、「息してるから酸素いらない、それよりシントメトリン(子宮収縮剤)持ってる?」って聞いたら、「僕たちはライセンスがなくて、シント持ち歩けるのは、ドクターとミッドワイフだけ」とのこと、、初耳でした。
でも、クランプとはさみは持ってきた、というので、コード(臍帯)クランプして主人が切りました。
「さっきマタニティーユニットに電話して、もうすぐミッドワイフが来てくれる」と言ったら、「じゃあ、病院に行く時は連れて行ってあげるから」とパラメディックスは待機。
家から5分のところに住んでいる義母を主人が迎えに行ってきて(私が病院に行かなければならない時に、2階で寝ている息子たちのベビーシッター)その時、ちょうどミッドワイフのビッキーが到着しました。
あとは、ミッドワイフにおまかせーとばかりに、みんなリビングから出ていって、義母が「カップオブティーはいかが?」とキッチンでティーパーティーをしてました。
胎盤も問題なく出て、娘も元気で、病院に行く必要がなくなったので、「シフトの最後の仕事は楽だったーThank you for a tea」と言いながら、パラメディックスは帰って行きました。
BBA(Birth Before Arrival)というのは、文字通り、病院に向かう途中、到着する前に産まれてしまったというもので、私の場合は自宅だったので、正確にはUnplanned Home Birthということになりますね。
今思えば、車の中や病院の駐車場で産まれなくて、本当によかったです。
家の中は暖かいし、タオルもたくさんあって、すぐ娘を乾かせたし。。
長男は誘発で、長ーいお産で、次男の時は逆子で帝王切開、3人目は高齢出産でもあり、超ハイリスクだったのに、超スピードでホームバース!超安産でした。
36週以前の早産は別ですが、それ以降だったら、赤ちゃんが「出るよー」ってどんどん子宮口が開く時は、赤ちゃん自体が強い子なので、どこで産まれても大丈夫なことがほとんどです。
赤ちゃんが出てきてすぐの臍帯は、ドクッドクッと脈打っていて、この時は胎盤からまだ大切なものが赤ちゃんに送られているので、触らずそのままにしておくこと。
病院出産でも、delayed cord clampといって、すぐにはコードを切りません。
脈打つのが止まった後は、コードを切っても、ほとんど出血はないです。
余談ですが、昔マザーケア(というショップ)の中で破水すると、‘おめでとうパック‘をくれて、それが凄くいいので、39週ごろから毎日マザーケアに通っていたママ友がいました(笑)今はくれないですよね?!
破水しても、透明の羊水だったらパッドをあてて、様子を見て大丈夫です。
破水から24時間以内に陣痛が始まる場合が多いですが、もし1日経過しても何も起こらない時は、分娩病棟に連絡して下さい。
妊娠中に外出するときは、自分のマタニティーブックを必ず持ち歩いてくださいね。
これを読んでくださっている妊産婦さんたちの安産を、心より願っています。
Rちゃん誕生の裏話も、
息を呑みつつ読ませていただきました。
かこさん
いつも、読んでくださって、ありがとうございます。
誰にも人生の中で、その時に起きたことを鮮明に覚えているという日がありますが、私にとって娘の誕生はまさにそれです。
4人の出産、育児は大変ですが、でももう一度最初からやってみたいなあ、なんて時々思います。
これからもよろしくお願いします。
かこさん
いつも、読んでくださって、ありがとうございます。
誰にも人生の中で、その時に起きたことを鮮明に覚えているという日がありますが、私にとって娘の誕生はまさにそれです。
4人の出産、育児は大変ですが、でももう一度最初からやってみたいなあ、なんて時々思います。
これからもよろしくお願いします。